2710メシへの逆襲

4月 2nd, 2013

3月のイチオシ決定。

最後の2章を残していて、、実は夕べ読了。

3月は該当なしと思っていましたが、最後を読みながら、これは吉川英治賞ものと思いました。

すでに別の作品で取っているようですね(笑)。

 

サラリーマンあるあるを随所にちりばめながら、小さな小さな違和感、引っかかりを、カンナで削るようにきれいにしながら話は進みます。1500億円の企業買収も、4000万円の調査も、キロ600円の魚の話も、根底は一緒だなー、つか、そういう共通点をあぶりだすのがうまいんだろうなーなんて思いながら読んでいて、とてもリアルで、実体験のように脳裏に刻まれていきます。なので、『空飛ぶタイヤ』は途中で放り出したほどです。

最初の山場は、親会社から呼び出された主人公が、部長と丁々発止やりあうところ。みものですよー。

部長さんはおっしゃるのです、「グループの利益に反する」と。

登場する組織、個人、みなそれぞれの理で動いているんですけどねー。

役員会も面白かった。「ゴミ扱いしているのではありません。ゴミだと申し上げているのです」、、笑いました。

窓を背にしてディスプレイをのぞくあなたに紹介したいのは、森山との会話です。

ワンピースの最近の名言、に負けない名言です。ルール違反かもしれませんが、へこんでいる3月のあなたへ。

「・・・だが、世の中に受け入れられるためには批判だけじゃだめだ。誰もが納得する答えが要る」

「仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んでいく。そういう連中が増えれば、当然組織も腐っていく。組織が腐れば、世の中も腐る。・・・」

ま、そんなこんなで、最後にファンになりました。

なので、帯もどっかやっちゃいましたけど、やられたら倍返し!なんて過激な文言もありました。

どっかの新聞記者がメールに書いてましたよね、知事はどうお考えなのですか?なんて。

そもそも知事の考えなんか知ったこっちゃねーわけで。海賊県職だから(笑)。

顧客は誰か、県民です。

 

読んだタイミングってものがあって、主人公をあなたとダブらせて読みました。

似ています。是非ご一読ください。

2 Responses to “2710メシへの逆襲”

  1. umimogura より:

    自分も本日読了しました。面白かったです。途中でスパイラルに「証券」がつくのは察しがつきましたが,それでもとても面白かったですね。電脳の粉飾を見破っての本社復帰は予想外。スパイラルとの買収合戦に勝つ一方で電脳が高騰したスパイラル株で利益をあげて本社ももうかるという筋書きかと想像していました。
    ちなみに自分は森山のように取締役財務部長で引き抜かれるような優秀なリーマンではありません。

  2. 宝勢丸4代目 より:

    ですか。。
    あぶなっかしぃ上司から信頼されているのは共通する?

この投稿へのコメントの RSS フィード。 And trackBack URL.

Leave a Reply